第200章

……

 一方そのころ。

 真道は退院するなり、玉泉寺へと急いだ。外をぶらついている時間が長引けば長引くほど、自分の不運っぷりからして、今度こそ這っても帰れなくなる気がしたのだ。師匠に「旅先で野垂れ死にしました」なんて知られたら、あの人はきっと落ち込む。

 それにしても――自分の「縁」は、いったいどこに転がっている?

 ……

 神崎飛鳥も、玉泉村がそのまま幕山村だったとは思っていなかった。変化が大きすぎて、頭が追いつかない。

 たしか自分は一度眠り、腹が減って目を覚ました。それから穴の外へ出て、悪霊を一匹つかまえて食った。食っている最中に天雷が何本も落ちてきて、気づけば自分は人間に...

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