第50章

上原裕司、安部正浩、北山啓介、本田優の四人は、息も絶え絶えに遊園地の正門まで駆け込んだ。外には人だかりができ、入口には警備員が数人立っている。

 それを見た瞬間、四人の胸にぱっと灯がともる。

 上原裕司が勢いよく詰め寄った。

「……あんたら、人間?」

 警備員は上原裕司たちの顔を見て、たちまち笑顔になった。彼らの言葉の異様さにも気づかず、慌てて手を振る。

「大丈夫です! 警察がすぐ来ますから! 絶対、何とかなります!」

「警察……?」

 四人は顔を見合わせた。

 そこでようやく事情を知る。番組スタッフが見当たらなかったのは、全員が劇場のほうへ向かっていたからだ。

 劇場で、...

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