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三日なんて、瞬きする間に過ぎた。

アスター邸は城東の山腹に佇む、由緒ある古典屋敷だ。徹底したプライバシーと、息を呑むほどの贅沢さで知られ、ニューヨークの最上層が密やかな宴を開くなら、まず名が挙がる場所でもある。

六条修介の、控えめなのに隠しきれない品格をまとったマイバッハが屋敷の正門前へ滑り込む。窓越しに見えたのは、ずらりと並ぶ高級車と、絹と香水に包まれた名士たちの笑い声だった。

この三日、私はほとんど眠らず、今夜の招待客になり得る人間の資料を洗いざらい読み込んだ。ヴィクター・ファミリーの資金洗浄事件に繋がる糸を、どこかに見つけるために。

けれど深く潜るほど、胸の底は沈んでいく。

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