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落合睦生の言葉は、ぬらりとした毒蛇みたいに私の肌へ絡みつき、生理的な震えと吐き気を掻き立てた。

膝の上で組んでいた手をぎゅっと握り締める。爪が掌に深く食い込む。

それでも彼は笑っていた。端正な顔が、歪んだ欲望で醜悪に崩れている。

――こいつは、まだ自分が勝っているつもりだ。

私の一番痛いところを握った気でいる。身内の血の恨みを「札」にすれば、私を屈服させられると。

見つめ返す。胸の底で燃え上がる怒りと憎しみが、恐怖も計算も押し潰していく。

私はゆっくり口角を吊り上げた。落合睦生が怪訝そうに眉を寄せた、その瞬間。

目の前に置かれた、手もつけていないウイスキーを持ち上げる。

手首...

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