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「松崎莉緒。もう一回、言ってみろ」

その目の奥に渦巻く狂気に射抜かれて、心臓が勝手に暴れ出す。けれど、祖母が無残に奪われた真実は、越えられない壁みたいに私の中に立ちはだかり、退くことも怯えることも許さなかった。

私は一歩も引かずに視線を受け止める。声が震えないよう、肺の奥まで力を入れて、言葉を噛みしめるように繰り返した。

「私のことは、あなたに関係ない」

空気が、そこで完全に凍った。

彼の顎のラインがぎちりと硬くなる。私の横のシートに突かれた両手は、力が入りすぎて関節が青白く浮き上がっていた。

「莉緒」

掠れた声。次の瞬間、彼の手が私の顎を乱暴に掴み上げた。

「閉じ込めてやり...

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