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胸の奥に芽生えかけた、あのわずかな温もりと通じ合いは、一瞬で冷水を浴びせられたみたいに凍りついた。

六条修介が――彼女を、突き放さなかった。

視線が彼に貼り付いて離れない。女は親しげに腕を彼の首へ回し、身体ごとぶら下がるように密着している。なのに彼は、ほんのわずか眉をひそめただけで、好きにさせていた。

それは、私の知らない六条修介だった。どこか諦めに似た、甘やかしの混じる無奈――。

「こちらの方は?」

女の声がまた響く。ようやく六条修介から目を外し、その視線が私に落ちた。

派手に映える瞳には、隠しもしない品定めと敵意。まるで、ここにあるべきでない「モノ」でも眺めるみたいに。

私...

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