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光の点が、遠くから、じわじわと――いや、雪崩みたいに迫ってきた。数も、明るさも増していく。

黒いSUV。車体に白で大きく刻まれたFBIの文字。十数台。

それに、SWATの防爆車が数台。

無音のまま獲物へ距離を詰める、群れの狩人。そのまま連中は、キングスレー化学工場をぐるりと包囲した。

次の瞬間。

ガァンッ、と鉄が悲鳴を上げた。正門が乱暴に打ち破られ、重装備の連邦捜査官とSWAT隊員が、濁流みたいに雪崩れ込む。

――そして。

工場の内側から、くぐもった銃声が数発。

短い悲鳴が二、三。

それきり、すべてが死んだように静まった。

私と玉子は息を殺した。心臓が喉の奥までせり上がっ...

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