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オールド・ジョンが私の前まで歩み寄ってきた。濁った瞳いっぱいに涙を溜め、深く――深く、頭を下げる。

「松崎弁護士……」

しゃがれた声。鼻にかかった音が、やけに生々しい。

「すまなかった」

顔を上げた彼の皺だらけの表情は、痛いほどの後悔で歪んでいた。

「俺たちは……俺たちは、とんでもない勘違いをしてた。あなたを疑って、ひどいことまで言った……俺たちは、人間じゃない……!」

そう言うなり、彼は自分の頬を叩こうと手を振り上げる。

私は反射で、その手首を掴んだ。分厚いタコのある、働き詰めの手。

「やめて、ジョンさん」

「松崎弁護士、ありがとう!」

人垣の向こうから、サラが子どもを...

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