第6章

 私は一歩、また一歩とリリスへ歩み寄った。

「アーサーっていう役立たずの神力を吸い尽くしたくらいで、天下無敵にでもなったつもり?」

 嘲るように彼女を見下ろす。

「アーサーの神力は、そもそも昔の私が『恵んでやった』だけのものよ」

「この三か月、光輝聖域で失った神力をすべて取り戻した。それだけじゃない。真の神聖本源も、欠けた部分まで完全に埋めた」

「あなたを殺すのなんて、蟻を潰すより簡単」

 リリスの顔色が変わった。

 死の気配を、肌で理解したのだろう。

「止めなさい! 止めろ! あいつを止めろ!」

 周囲の魔物へ、狂ったように命令を飛ばす。

 だが魔物たちは、私の至高神の...

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