第5章

 施術は終わったというのに、達也の手は離れなかった。

「起きて」と彼は言った。

「俺の膝に座れ」

 彼は施術台の端に腰を下ろし、自分の太ももをポンポンと叩いた。

 彼の腕が私の腰に巻き付き、後ろへ引き寄せる。やがて、私は彼の上にすっぽりと収まる形で座らされていた。

 その時、はっきりと感じた――岩のように硬く熱いものが、私のお尻の割れ目にぴったりと押し当てられているのを。

「達也……」

「怖いか?」彼の唇が私の耳をかすめる。低く、危険な響きを帯びた声だった。

「拓海にバレるのが怖いか?」

 私の腰を這っていた彼の手のひらが、じりじりと上へ這い上がってくる。

「それとも、あ...

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