第175章

言い終わると、高橋桜は招待状を返した。

招待状を受け取った黒田白は手を引っ込めず、招待状の表紙を指で挟んだまま高橋桜を見つめて言った。「おじいさんが一番欲しい贈り物は、おそらく孫の嫁だろうね」

その言葉に、高橋桜はハッとした。

黒田白が自分に何かを暗示しているように感じ、何か言おうとした時、黒田白はさらに続けた。「残念ながら、今はまだその願いを叶えられる力がない。だから、とりあえず彼の好きな骨董品でも買っておくしかないな」

そう言いながら、黒田白は招待状を引き寄せた。

高橋桜がまだ動きを止めたままでいるのを見て、黒田白は面白そうに尋ねた。「どうしたの?」

高橋桜は我に返り、気まず...

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