第220章

高橋桜が自分のプロフィールを送ってから、相手はしばらく返事を寄こさなかった。見積もりもない。

時間を確認し、さっき電話越しに聞こえた物音を思い出す。今日は立て込んでいるのだろう。

こちらも調べられるところはほぼ調べ尽くした。これ以上掘っても、たいしたものは出てこない気がする。

高橋桜はノートパソコンをぱたんと閉じ、立ち上がってシャワーを浴びに行った。

当然、その間に一宮弁護士から着信が入っていたことも、彼が何度か呼び出していたことも気づかない。

髪を拭きながら部屋に戻り、スマホを見て目を丸くした。未読のメッセージが届いている。添付ファイル――彼女が欲しかった資料一式だ。

まだ開い...

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