第4章

「何してるの!?」

 最初に目に入ったのはスコップだった。次に土。そして――そこにあるはずの、娘の墓が消えていた。ぽっかりと口を開けた穴だけが残っていた。

 私は飛び出した。だが二人の警備が私を捕まえ、腕を背中側にねじ上げて押さえつける。

「やめろ。俺の話を聞け」ダミアンは腹立たしいほど落ち着いた声で言った。「セリーナは最近、悪夢にうなされてる。レオは一週間も熱が下がらない。調べさせたら……原因はロージーの霊だって言われた」

 もがくのをやめた。信じたからではない。耳に入ってくる言葉が、信じられなかったからだ。

「遺骨を移したら、最高の慰霊碑を建ててやる……」

「遺骨なんてない!...

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