第125章

三人とも玄関のほうへ視線を向けた。すると三上乃が、いかにも不機嫌そうに言う。

「いい歳して、子どもの前で何を意地張ってんの? 腰が悪いなら悪いって言いなさいよ。らいちゃん抱っこしてぎっくり腰なんて、外で言ったら笑われるわ」

「ゆき、もう小言はいいって。ちょっと痛いだけだ。普段こんな重いの抱く機会なんてないし、こいつ見た目は小さいくせに、やたら重いんだよ」

「まだ言うの? 言い訳ばっかりじゃない」

「もう言わん。これから鍛える、ちゃんと鍛える」

林田稲もさすがに恥ずかしかったのか、そう言いながらも、孫がケラケラ笑い続けるのが耳につく。

「らいちゃん、外祖父をからかってるのか?」

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