第133章

唇が彼女の首筋に落ちた瞬間、痺れるような感覚が電流みたいに走り、頸動脈を流れる血に乗って全身へと広がっていく。指先は背骨に沿ってゆっくり上へ滑り、短いブラの留め口で止まった。そこから周りの肌をくるくるとなぞられて、くすぐったいのに、ぞくぞくして――心がむず痒くなる。

林田知音は、彼の腰のあたりのシャツを掴む手が、いつの間にか汗でびっしょりになっていた。

湿って、ぺたぺたする……。

彼は首筋に口づけ、そこから耳の付け根へと移っていく。柔らかな耳たぶを甘噛みして、飴でも舐めるみたいに、ちろりと舌先で舐めた。

彼の腕の中で、知音の身体が小刻みに震える。

目をぎゅっと閉じたまま。コートすら...

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