第137章

林田知音は羞恥と怒りで頬を赤くし、手を伸ばして自分の下着を奪い返そうとした。

「返して!」

日野成謙はその細い腕をつかみ、何も身につけていない身体を胸に抱き寄せる。掌に触れる肌はきめ細かく、つるりとなめらかで――下腹の奥に熱がどっと込み上げた。

「知音……」

「な、なに?」

知音は不機嫌そうに睨みつける。

「初めてお前としたとき、綺麗すぎて……参った」

「この大スケベ!」

「うん。そうだよ。認める」

「最低……それ、よく堂々と言えるね!」知音はさらに目を吊り上げた。

成謙はくすりと笑い、彼女を抱き上げると、そっと浴槽へ下ろした。

浴室は広く、浴槽も大きい。まるで二人用の...

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