第79章

日野成謙の言葉は耳を塞ぎたくなるほど刺々しく、林田知音は唇をきゅっと結んだまま、ただ受け止めるしかなかった。

「だったら、もう話すこともない! 好きにしろ!」

日野成謙は彼女の椅子から手を離すと、有無を言わさず立ち上がり、上着を掴んでそのまま出ていった。

部屋はしんと静まり返る。テーブルいっぱいの料理を見つめながら、知音の胸の中はぐちゃぐちゃだった。理由もわからないのに、心臓のあたりがきゅうっと締めつけられて、息がしづらい。

……でも、これでいい。

そもそも自分は、日野成謙とこれ以上関わるべきじゃない。

そう言い聞かせて、知音は立ち上がり、食卓を片づけた。ついでに服を一式ネットで...

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