第7章

 法廷は、エアコンの作動音を除いて、水を打ったように静まり返っていた。

 家を出たあの夜から数ヶ月が経っていた。拓海は約束通り、県内でも最も獰猛で、鋭い牙を持つ敏腕弁護士たちのチームを動かしてくれた。単なる離婚調停として始まった争いは、瞬く間に本格的な刑事裁判へと発展したのだ。

 原告席に座りながら、私は拓海の主任弁護士が、復元されたドライブレコーダーの映像を巨大なスクリーンに投影するのを見つめていた。

 法廷にいる全員が、雅之が土砂降りの雨の中へ私を乱暴に突き飛ばす様子を目撃した。そして、車がぶつかるあのぞっとするような鈍い衝撃音を耳にした。

 映像が終わると、弁護士は極めて鮮明な...

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