第122章 新しい助手

須藤篠華は魂が抜けたみたいにふらふらと自分の執務室へ戻り、ドアを閉めた途端、もう足が支えきれず、そのまま扉板に背を預けた。

ゆっくり目を閉じる。指先が掌に食い込むほど強く握りしめた。

古川静弘が、いつか自分にここまで容赦なく刃を向ける日が来るなんて――。これまでの情も何もかも、平然と踏みにじるなんて。

社内で交わされるひそひそ声。視線の端にちらつく、探るような目。

それらが針みたいに、細かく細かく耳の奥へ刺さってくる。身体が勝手に震えだし、止まらない。

震える手でスマホを取り出す。指先は氷みたいに冷たい。

登録名を探し当て、息を殺して発信した。

コールが繋がった瞬間、声が震えた...

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