第149章 意外な発見

林田新の言葉は、ぬるい湯みたいに羽鳥秋葉の張りつめた胸をそっと流れていった。秋葉は横目で彼を見る。瞳の潤みはまだ消えていないのに、どこか力が抜けたようだった。

「新……時々思うの。私、あのときいつを産んだのって、間違いだったのかなって。産まなければ、あの子は私のせいでこんな思いをしなくて済んだのに」

「そんなふうに考えるな」

林田新が遮った。声は真剣で、ぶれない。

「いつはいい子だ。おまえみたいな母親に育てられてるのは、あいつの幸せだよ。それにこの五年、おまえはちゃんと守ってきた。もう十分だ。古川静弘が本気で償いたいって言うなら、まずおまえの選択を尊重することを覚えろ。執着で追い詰め...

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