第17章 子どもをどう育てる?

「秋葉……ほんとに、秋葉なのね!」

夏川寧々は病室に入ってくるなり、羽鳥秋葉をぎゅっと抱きしめた。

「さっき向こうで看護師さんが話してるの聞いちゃった。羽鳥秋葉って人が入院してるのに、付き添いもいなくて……かわいそうだって」

ベッド脇に腰を下ろし、寧々は秋葉の額に手を当てる。

「どこが悪いの? 古川静弘は? なんで来てないの、あなたのこと放って!」

久しぶりの心配の言葉に、秋葉の目の奥が一気に熱くなった。慌てて瞬きをして、涙をごまかすように目尻を拭う。

「……私のことはいい。それより、どうして急に帰ってきたの? しかも病院にまで」

「決まってるでしょ、飛び級で卒業したの!」

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