第46章 同じベッドで寝る

寝室にはベッドサイドランプが一つだけ灯っていた。あたたかな光が、ぼんやりと薄暗い。

羽鳥秋葉はキングサイズのベッドの前に立ち、2メートル幅のそれを三秒じっと見つめると、くるりと向きを変え、ベッド下から小さなローテーブルを引っぱり出した。そして、それをベッドのど真ん中に据える。

ちょうど上着を脱いだところだった古川静弘が、眉を上げる。

「……どういうつもりだ?」

「見ればわかるでしょ」

秋葉はテーブルを指で叩いた。

「あなたはこっち、私はあっち。境界線、越えないで」

静弘は低いテーブルをしばらく眺め――ふっと笑った。

「いいね」

彼はスーツの上着を椅子の背に掛け、シャツのボタ...

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