第8章
ウェストンに戻ると、私は一秒たりとも無駄にはしなかった。
ノートパソコンを開き、京都への交換留学の願書を提出した。これで完了。
それから、カルティエ、シャネル、プラダを鞄に詰め込んだ。拓海が買い与えてくれた高級なゴミの山を、ダウンタウンにある高級ブランドの買取業者に一つ残らず売り払った。
銀行口座に振り込まれたその金は、スイスでの学費を賄うのに十分だった。しかも、たっぷりとお釣りまで来る。
寮の部屋に戻ると、葵がデスクに向かい、エンターキーの上に指を浮かせて待っていた。
「準備はいい?」と、彼女は眼鏡の位置を直しながら尋ねた。
「跡形もなく燃やし尽くして」と、私は答えた...
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