第4章

三日が過ぎ、私は誰が嘘をついているのか見極めようと、ずっと観察を続けていた。

クインの言葉が、毒蛇のように私の心に絡みついていた。マーカスが真犯人? ブレイクはただの駒に過ぎないってこと? あまりにも馬鹿げた話に聞こえたが、彼女の瞳に宿る苦痛は本物だった――自分の記憶さえ疑ってしまうほどに、真に迫っていたのだ。

夕暮れ時、リビングで読書のふりをしていると、階段を下りてくる足音が聞こえた。下りてきたのはブレイクだった。その表情はいつもより真剣で、あの軽薄な態度は完全に消え失せていた。

彼はまっすぐクインの元へ歩み寄り、花瓶に花を生けている彼女の目の前で足を止めた。

「クイン、話がある」その声は低かったが、静かなリビングにはっきりと響いた。

クインは顔も上げず、白いバラをいじり続けた。「話すことなんて何もないわ」

「いや、ある」ブレイクは不意に彼女の手首を掴み、無理やり自分の方を向かせた。「もうこんな茶番劇はうんざりだ。君のことを気にしてないふりをするのも、もうたくさんなんだ」

思わず本を落としそうになる。おかしい。何かがおかしい。私の記憶では、ブレイクはまず私を弄び続け、それから徐々にクインと親密になっていくはずだった。こんなに早く手の内を明かすなんて、あり得ない。

クインは身を引こうとした。「離して」

「いやだ」ブレイクの瞳に、今まで見たことのない光が宿った。絶望と切望が入り混じったような光が。「愛してる、クイン。この家に来た最初の日から、ずっと君を愛してた」

心臓が止まった。

あの言葉、あの表情、あの声色――私の記憶の中の光景と寸分違わなかった。

だが、すべてが予定よりも早く起こっている。

クインはついに顔を上げた。その顔は紙のように白い。「だめよ、ブレイク。私たち、釣り合わないわ。一緒にはなれない」

彼女の声は、心を打ち砕くほど冷え切っていた。そうよ、彼女もまた、愛のためではなく復讐のために生まれ変わったのだから。

ブレイクの顔が絶望に歪んだ。「どうしてだ? 理由を教えてくれ!」

「だって……」クインは一瞬、私の方に視線を向け、すぐに逸らした。「……愛してないから。あなたを愛することなんて、絶対にないから」

ブレイクは彼女の手を離し、雷に打たれたかのように後ずさった。彼の瞳に本物の痛みが溢れるのが見えた――腹の底から抉られるような、そんな絶望が。

ブレイクが傷つく姿を、彼が拒絶される様を、これまで幾度となく夢想してきた。だが、いざそれを目の当たりにすると、胸に広がったのは奇妙な空虚感だった。

彼は……壊れてしまったように見えた。

クインはそれ以上何も言わず、花瓶を手に取ってリビングを去った。ブレイクはその場に立ち尽くしていた。階段の向こうに消える彼女の後ろ姿を見つめながら、まるで抜け殻のようだった。

満足感を覚えるべきだった。この瞬間を味わうべきだった。なのに、どうして胸がこんなにも言いようのない痛みを訴えるのだろう?

その夜、私はベッドの中で何度も寝返りを打ち、眠れずにいた。

ベッドから起き上がって窓辺へ歩み寄り、ガラス越しに庭を見下ろす。月光の下、あの石のベンチに見慣れた人影が座っているのが見えた――ブレイクだった。

彼は長い時間、身じろぎもせずそこに座っていた。その肩が微かに震えている。

彼を見つめていると、複雑な感情が胸の内にこみ上げてきた。前の人生で、ブレイクは私を傷つけ、辱め、死へと追いやった。だが今、怒りで霞んでいた些細な記憶が蘇り始めていた。

クインに向ける、あの優しい眼差し。

誰も見ていないと思っている時に見せる、あの孤独な横顔。

私に近づこうとする時に、時折見せる誠実な表情。

もしクインの言うことが本当なら、もしブレイクが本当に私を迎えに戻るつもりだったとしたら、もし彼が本当に私が路地裏で死ぬことになると知らなかったとしたら……。

いや。私は激しく頭を振った。見かけに騙されてはいけない。ブレイクは私を傷つけた――それは紛れもない事実だ。彼が真犯人であろうとなかろうと、私を地獄に突き落としたことに変わりはない。

だが、心の奥底で、復讐の炎が揺らぎ始めていた。

不意にドアをノックするかすかな音が、私の思考を遮った。

「リバー?」廊下からクインの声がした。

一瞬ためらった後、私はドアを開けた。廊下にはクインが立っていた。その目は赤く腫れ上がっており、泣いた後だというのは明らかだった。

「見た?」彼女はそう静かに言うと、部屋の中に入ってきた。「あれが、前の人生で彼が感じていたことよ。でも彼は、その痛みをぶつけるためにあなたを傷つけることを選んだの」

私は黙ってドアを閉めた。「だから何? 彼がしたことが変わるわけじゃない」

「ええ、そうね」クインはベッドの端に腰掛け、疲れた声で言った。「でも、なぜそうなったのかを理解する助けにはなるかもしれない。ブレイクは怪物じゃないのよ、リバー。彼はただ、痛みに駆られて、ひどい選択をしてしまっただけ」

「あなたみたいに?」棘のある言葉が、思わず口をついて出た。

クインの顔に苦痛が走った。「ええ。私と、同じようにね」

私たちは沈黙に陥った。窓の外では、月光の中にブレイクの姿がまだ一人で座っている。

「もうどうすればいいのか分からない」私はついに心の葛藤を認めた。「復讐のためにここに来たのに、今は……」

「今は、物事が想像していたよりも複雑だって気づき始めたのね」クインは優しく言った。「その気持ち、分かるわ」

ちょうどその時、階下から足音と低い話し声が聞こえてきた。クインは即座に警戒し、窓辺に移動して下を見下ろした。

「マーカスよ」彼女の声が緊張を帯びた。「ブレイクと話してる」

私も彼女の隣に並んで窓から覗き込んだ。庭では、背の高い男がブレイクに近づいていく。月明かりの中でも、彼から発せられる冷たい気配が感じ取れた。マーカスだ。

前の人生では一度も会ったことがなかったが、今こうして彼を見ると、本能的な恐怖が背筋を這い上がってきた。

「下に行きましょう」とクインが言った。「でも、見つからないように気をつけて」

私たちはそっと部屋を抜け出し、階段を下りていった。リビングから聞こえてくるマーカスの声は、低く、脅迫的だった。

「……あの新しい奴は、どこかおかしいぞ、ブレイク」

私の血が瞬時に凍りついた。クインが私の腕を強く掴み、静かにしているように合図を送る。

私たちは階段の角に身を隠し、手すりの隙間から中を窺った。ブレイクは私たちに背を向け、マーカスと向かい合っている。ランプの光に照らされたマーカスの顔は、どこか邪悪に見えた。

「どういう意味だ?」ブレイクの声は疲れ切っていた。「リバーは助けが必要な子供なだけだ」

マーカスは一歩近づき、さらに声を潜めた。「あいつの身元を調べさせた。面白いことが分かったぞ――奴が存在したという記録が、どこにもない」

心臓が止まりそうになった。クインの握る力が強くなる。

「何が言いたい?」ブレイクが眉をひそめた。

「つまりだ」マーカスの唇が冷たい笑みを形作った。「いくつかの脅威は、早期に排除する必要があるということだ。奴が何者で、何を望んでいようと、この家族を壊させるわけにはいかん」

恐怖が津波のように私を襲った。マーカスの目には殺意が宿っていた。私を殺したあの酔っぱらいの男に見たのと同じ、冷酷な残忍さが。

クインは正しかった。マーカスこそが、本当の敵なのだ。

そして今、彼は私に狙いを定めている。

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