第6章

 会議室は八時五十分には、ほぼ埋まっていた。

 私は外の廊下に立ち、ドアのガラス窓から中が見えるくらいの距離を保っていた。

 前列は、見事なくらいピンク一色だった。おそろいの服というわけじゃない。ただ、同じ色を二十通りのやり方で合わせている。淡いピンクのブレザーの者もいれば、濃い色のコートにスカーフを差し込んでいる者もいる。デラは通路寄りの席で、長いこと引き出しに眠っていたみたいな、くたっとした薄桃色のカーディガンを羽織っていた。

 その後ろの列はまばらだった。あの人たちは、見物しに来たのだ。

 ペトラは最前列の中央、まだ喋り続けている。

 ドア越しで全部は聞こえないが、話の骨子は...

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