第7章

「表現の自由だ」と私は言った。「あなたの言うとおりだ」

 ペトラの表情が変わった。彼女は、それが譲歩の始まりだと思ったのだろう。

「表現の自由が及ぶのは、事実が及ぶところまでだ」私は彼女を見た。「看護師たちが毎日あなたの部屋に来たのは、センターの標準的な日課だからだ。入居前に書類にも署名している」

 私は言葉を切った。「会社は産休中の遠隔ミーティングを義務づけていなかった。休暇申請書にその旨を明記した。職務保証の書面は公証も取ってある」

「では、あなたが投稿した内容のうち、どこまでがあなたの実体験で、どこからが物語として成立させるための付け足しなんでしょう?」

 誰も答えない。

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