第112章 君はある人にとても似ている

二人が集まりに顔を出した頃には、もうこちらは始まっていた。

ドアを開けた男は、江口未黒の姿を見つけるなり目を丸くする。しかも隣には女連れだ。

「おっ、何度誘っても頑として来なかったくせに、今日は来たんだな。なるほどねえ……お前の想い人を、俺らにお披露目ってわけか」

男は江口未黒に向かってわざとらしく眉を上下させ、すぐに真面目な顔に戻ると、林田唯月へ軽く会釈した。

「はじめまして。俺、研究所で一緒にやってる椎名樹」

「はじめまして。つきって呼んでください」

唯月は終始、薄い笑みを崩さない。

「つき、さあ入って。紹介するよ。あっちの白髪の人がマッキー、同じく同僚。で、こっちが白井宇...

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