第44章 嫉妬がこみ上げる

委員長は照れくさそうに頭をかき、「まさか俺が一番とは……じゃあ、俺は真心話で」と言った。

椎名伴凪はやわらかく笑い、カードの束から何気なく一枚引く。

「ここにいる中で、好きな子……もしくは昔好きだった女の子、いる? その子に、今この場で告白して。逃げたらダメだよ」

「え……」

委員長の視線が、ちらりと林田唯月へ流れた。

林田唯月は、当時学科でいちばん綺麗だと噂されていた。男の半分くらいは、きっと密かに想っていたはずだ。

「おおー!」

「行け行けー!」

周囲が一斉に囃し立てる。委員長は観念したように乾いた唇を舐め、近くの飾りの花束から一本抜き取ると、林田唯月の前で片膝をついた。...

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