第137章 今の君は幸せか?

立花晃年はすかさず言葉を継いだ。

「問題ない。俺が彩歌に付き添う。安心しろ」

「はいはい、若様。そんときは彩歌のために値切ってくださいよ! 仲介にカモられたら困るんで!」

進藤雀は心配性らしく、念を押すように二言三言言い添えると、鞄をひっ掴んで足早に出ていった。

玉井彩歌は立花晃年と一緒に食器を片づけ、きれいに整えてから外へ出た。

晃年が勧めた仲介は評判どおりで、紹介された三件はどれも条件が良く、家賃も良心的だった。

彩歌は迷った末、地下鉄の駅にいちばん近い部屋を選んだ。

朝、十分でも長く寝られる。

契約書にサインし、家賃と敷金を支払う。

あっという間に薄くなった財布を見つ...

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