第144章 浅見朝治の態度

クランベリーにバターの香りが混ざり合い、口の中でぱっと弾けた。

ほどよい甘さと芳ばしさが舌先に絡みつき、くどさはまるでない。むしろ、驚くほど食べやすい。

日野弦羽はゆっくり噛みしめて飲み込み、続けてお茶をひと口すすった。

ほのかな渋みが、クッキーの後味に残るわずかな甘ったるさをきれいにほどいていく。

「すごくおいしい。甘いのに、全然くどくない」

日野弦羽は玉井彩歌に親指を立て、隠しようもない賛辞を向けた。

「これ、俺なら一気にこの皿ぜんぶいける」

玉井彩歌は堪えきれず吹き出す。

「一気に食べたらさすがに飽きるよ。持ち帰り袋も用意してあるから、あとで少し詰めて帰って」

「うん...

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