第232章 私の笑いものを見に来たのか?

玉井彩歌は首を横に振り、話を元へ戻した。

「今あの子がどうなってるかなんて、正直どうでもいい。もう玉井家に戻ったんでしょ。私に絡んでこないなら、こっちも関わりたくない」

言い終えた、その瞬間だった。

玉井彩歌が心底うんざりする影が、目の前に現れる。

「……玉井彩歌? なんでここにいるの?」

玉井晴だった。頭には大きなガーゼがぐるぐると巻かれ、顔色は紙みたいに白い。憎悪をむき出しにして、玉井彩歌を睨みつけてくる。

玉井彩歌は口の端をひくりと上げた。――今日、運が悪すぎる。病院なんていくらでも広いのに、よりによってここで当たるか。

「私がどこに行こうが、あなたに報告する必要ある?」...

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