第24章 ついで?

日野弦羽は少し首を傾け、彼女を見た。眼差しには、わずかながら真剣さが滲んでいる。

「同僚なんですから、そんなに気を遣わなくていいですよ。これから先、何か困ったことがあったら、いつでも俺を頼ってください」

玉井彩歌はこくりと頷き、ドアを開けて車を降りた。

日野弦羽は、彼女がマンションのエントランスへ入っていき、部屋の明かりがともるのを確認してから、ようやく車を発進させた。

玉井彩歌が玄関のドアを開けた途端、ひとつの影が勢いよく飛びついてきた。

「彩歌! やっと帰ってきた!」

進藤雀はパジャマ姿のまま、手にはポテトチップスの袋を持っている。目をきらきらさせながら玉井彩歌の腕を掴み、そ...

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