第30章 謝罪

進藤雀は警戒するように保温容器をベッドサイドの棚へ置き、牧野新を上から下まで値踏みした。

「……誰? 病室、間違えてない?」

牧野新は気持ちを整え、礼儀正しく小さく頷く。

「こんにちは。牧野新と申します」

「牧野新?」

進藤雀は眉を寄せ、ほんの一秒考えたかと思うと、顔色がさっと変わった。

「……牧野家の人間? 牧野晴はあんたの何?」

「晴は、妹です」

「はぁ!? やっぱりか! あのクソ女の兄貴ってわけね!」

進藤雀は瞬時に火がついたように声を荒げ、指でドアを示して追い払おうとする。

「何しに来たのよ! 彩歌があんたの妹に殺され損ねたから、仕上げに来たって? 牧野家って、恥...

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