第46章 あんたは本当に吐き気がする

ほどなくして、ローテーブルの上に置いたスマホがぶるる、と不意に震えた。

進藤雀からのビデオ通話。

玉井彩歌は慌てて呼吸を整え、通話ボタンを押す。

画面が開いた瞬間、進藤雀の怒鳴り声が飛んできた。

「彩歌、今ひとりで家にいるの!? 浅見家の連中、どれだけ面の皮が厚いのよ。あんた、お腹にあいつの子を宿してるのに……ああいう場に、浮気相手をあんな堂々と出してくるなんて、恥ってものがないの!?」

画面の向こうで、進藤雀は彩歌の顔を見た。血の気のない蒼白さ。生気の薄い目。

罵っていたはずなのに、言葉の途中でふいに目元が赤くなる。

次に口を開いたとき、声は少し震えていた。

「彩歌……もう...

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