第55章 新たな始まり

翌朝、玉井彩歌は早起きして朝食を買いに出た。

食卓で、温かい雑穀粥をひと口すすると、スプーンをそっと置いて向かいの進藤雀を見た。

「雀。私、ダイエット始める」

進藤雀は肉まんにかぶりついたまま動きを止め、それから力いっぱい頷いた。

「やる! 私も付き合う。もともと素材いいんだから、痩せたら絶対かわいくなるって!」

そう言いながら、雀はテーブルの上のスマホを手に取り、SNSアプリを開いて数回タップする。続けて彩歌へ言った。

「ちょうどね、すごく信用できる筋トレ系の発信者知ってるの。しかも栄養士。LINE、彩歌に送っといた。あとでその人に、彩歌専用のプラン作ってもらお」

胸の奥が、...

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