第228章 私はあなたにキスする勇気がある

ソファの上で、石田美希は今泉拓真にひどく寄り添っていた。

小島麻央の角度から見ると、二人はキスを交わしているかのようだった。

ドアノブを握っていた小島麻央の手、その指先が不意に震える!

頭が真っ白になった数秒間、彼女の脳裏に、ふと既視感のある光景が浮かび上がった。

ずっと以前、彼女がセイセイ・ダイナスティに今泉拓真を訪ねた時も、この光景を目にしたことがある。ただ、その時の相手は千田愛由美だった。

あの時は、二人が本当に睦み合っているのだと思い込み、背を向けて立ち去ってしまった。

しかし今回は、小島麻央は直接ドアを開け、大股で中へと入っていった。

角度を変えてみると、石田美希はた...

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