第331章 もう二度と会えないかと思った

小島麻央は眉をひそめた。

「いなくなったとは、どういうことですか」

「二時間ほど前、彼女に頼まれて買い出しに出たのです。戻ってきた時、リビングに姿はなく、寝室で休んでいるのだろうと思い、荷物を置いてそのまま退出いたしました」

「先ほどドアをノックしても一向に返事がなく、中へ入ってみたところ、寝室はもぬけの殻でした。おまけに、彼女が持ち歩いていたリュックサックも消えておりまして……!」

「防犯カメラを確認して。何があったのか調べてちょうだい」

「かしこまりました」

……

防犯カメラの映像から、事の次第はすぐに判明した。ボディーガードが退出して数分後、三木夕実はリュックサックを背負...

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