第333章 彼女は死にかけた!

電話を終えた小島麻央は会議室に戻り、再び席について会議に参加した。

今泉拓真が声を潜めて尋ねてきた。

「どうしてこんなに遅かったんだ? 何かあったのか」

「ううん」小島麻央は少し口角を上げた。「たいしたことじゃないわ」

会議は一時間半続き、終わった頃にはすでに昼を回っていた。

社長室に戻ると、秘書が後を追うように入ってきた。

「奥様、お昼は社内で召し上がりますか? それとも外へ行かれますか」

「社内でお願い。拓真にはあっさりしたものを手配して」

「かしこまりました」

社内食とはいえ、高給で雇われたシェフが腕を振るったものであり、食材も極めて新鮮で、外の高級レストランにも引け...

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