第340章 望んであなたと結婚したわけじゃない

三木夕実はハッと慌てて身を起こし、すがるように懇願した。

「お願い、このことを拓真さんには言わないで!」

「あんな真似をして、いつか彼に知られる日が来るとは考えなかったの?」

三木夕実は密かに歯を食いしばった。

「じゃあ、どうすればよかったの? 二人があんなに親しそうにしているのに、私がどんな立場でそばにいればいいのか、わからなかったのよ」

「そんな時、あの小島優奈という人が私に救いの手を差し伸べてきたの。彼女にすがる以外、どうすればいいか思いつかなかった」

「彼女はあなたや拓真さんの知り合いだったから、当然彼女から二人がどんな人なのか聞き出そうとしたわ」

小島麻央はふっと冷や...

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