第367章 君を好きになり始めたみたい

「すごく疲れた。体に少しも力が入らないの」

言葉を発するのすら、億劫に感じる。

「横になってろ」今泉拓真は胸を痛めながら言った。「腹は減ってないか? 何か作ってこようか」

「もしかして、一晩中寝てないの?」小島麻央は手を伸ばし、彼の頬をそっと撫でた。「お腹はすいてないわ。休んでね」

「俺は疲れてない」今泉拓真は彼女の手を握り、唇を寄せて口づけた。「何が食べたい? 作ってやる」

「いいの。すごく疲れているから、もう少し眠りたいわ」

「ああ、寝るといい。俺はここで見守っているから、目を覚ましたらすぐに俺の顔が見えるぞ」

「うん」

小島麻央は目を閉じ、すぐに深い眠りに落ちた。

…...

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