第376章 かつてない積極性

小島麻央は眉をひそめた。「どうして? 心を連れて行くつもり?」

岡本心海は首を横に振った。「何度も考えました。でも、彰宏が私に心を連れ出させるわけがありません」

「今の私はまだ弱くて、彼に立ち向かうことなんて到底できません。もし心を連れ出したとしても、彼の力なら、私がどこへ逃げようと必ず見つけ出して、心を奪い返してしまうでしょう。それでは子供を振り回すだけで、結局、心を私のそばに置いておくことはできないんです」

「じゃあ、あなた一人で出て行くってこと?」

「そうするしか……」岡本心海はこらえきれずに泣き崩れた。「麻央、心と離れるのはつらいです。でも、他にどうしようもないの……」

「...

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