第381章 命には命を

内野浩史は人を手配し、比嘉を一度実家へ送り届けさせ、呪い虫に関する医学書を何冊か持ち帰らせた。

小島麻央は医学を学んでおり、昔から医学書を好んでいたため、時間があればページをめくり研究していた。

なぜなら、呪い虫は人を呪うだけでなく、人を救うこともできるからだ。

「今泉夫人」

比嘉がスープの入ったお椀を手に部屋へ入ってきた。

「このスープを飲んでください。あなたの体内の呪い虫に効果がなくても、副作用はありませんから」

「ありがとう」

小島麻央はお椀を受け取り、一気に飲み干した。

「今泉夫人、本当に勉強熱心ですね。もう半分も読まれたのですか」

「内容がとても興味深くて、気づい...

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