第390章 刀に毒あり

三木夕実はそれを否定しなかった。

「恋の呪いの毒素はそれほど強くないわ。確かにこの方法で解呪できるし、昔このやり方で成功した人がいるって、母から聞いたこともある!」

小島麻央はこくりと頷いた。

「なら、その呪い虫を私に渡して。成功さえすれば約束は守るわ。あなたを解放するだけでなく、残りの人生を不自由なく暮らせるだけのお金も用意する。あなたがかつて拓真の命を救ってくれたことへの、せめてものお礼としてね」

三木夕実は鼻で笑った。

「小島麻央、私がどれだけ苦しい思いをして、どれだけ酷い目に遭ってきたと思ってるの? はした金なんかで償えるなんて、誰が言った?」

「じゃあ、あなたはどうした...

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