第148章:ペニー

アッシャーのほうへ振り向いたとき、私はまだ、クリスマスの朝の子どもみたいににやにやしていた。ウサギを見つけてくれたことも、雪の中へ引きずり込んでくれたことも、ほんの一瞬でも小さな子どもに戻れた気分にさせてくれたことも――もう一度お礼を言いたかった。けれど、彼の顔を見た瞬間、言葉が喉に詰まる。

あのにやけた笑みは消えていた。眼差しは鋭く、顎は固く引き結ばれ、ジャケットの下で肩の筋肉が盛り上がっている。彼は木々を探るように見回し、視線を地面へ、枝へ、影へと素早く走らせていた。

私の笑顔が揺らぐ。「アッシャー、どうしたの?」

ちょうどそのとき、少し先にいる男が言った。「おい、なんでコース外れて...

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