チャプター 152: ペニー

キャビンに着くころには、涙はいくらか引いていた。けれど身体はまだ小刻みに震え、心臓はぎゅっと握りつぶされて半分になってしまったみたいだった。手の甲で頬を拭っても、涙は止まらない。

マックスは肩にそっと腕を回したまま、玄関まで付き添ってくれる。身をかがめて私の顔をのぞき込み、低く慎重な声で言った。

「大丈夫か?」

うなずく。でもその動きは頼りなく、震えていた。「うん。たぶん」

深く息を吸って、ふと顔を上げた瞬間、息をのむ。

「マックス、顎――」

タイラーの拳が当たったところは赤く腫れ、もう青紫に変わり始めている。罪悪感で胃の奥がきゅっとねじれた。

マックスは顎に触れて、少し顔をしか...

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