第162章:アッシャー

温もりで目が覚める。やわらかく、すべすべで、申し分のない温もり。

ペニー。

彼女は俺の上に掛けられたみたいに覆いかぶさり、裸の身体は俺のそれと絡み合っている。頭は胸の上、脚は俺の脚に絡みつき、吐息は肌の上でやわらかく温かい。指は肩をきゅっと掴み、金色の波のような髪は乱れて胸にこぼれ、肋骨のあたりまで流れ落ちている。

頬が心臓に押し当てられていて、肋の上で彼女の鼓動がゆっくり、一定の調子で打つのがわかる。呼吸が穏やかに上下するのも、背中の繊細で完璧な曲線も、太腿が腰骨にやわらかく温かく押しつけられる感触も。

頭を枕に預け、指を髪に滑り込ませる。もう片方の手は腰の下に添え、親指で背骨のカー...

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