チャプター 201: ペニー

アシェルは、建物を出ても一言も口を利かない。

彼は私の手を取る――というより、つかむ――そして目的だけを頼りにしたみたいに大股で先へ進む。必死に追いつこうとして、私は危うくつまずきそうになる。指は絡められたまま、拳が痛むほど強く握りしめられているのに、私は何も言わない。

離してほしくない気持ちも、確かにあった。

長く速い歩幅に合わせて小走りになると、脚がじりじりと焼ける。彼は振り返らない。ただ片手で私を繋ぎ留め、背後の廊下が今にも崩れ落ちるかのように前へ前へと突き進む。

けれど私の意識は、まだあそこに置き去りだ。

マックのいる場所に。

私を見たあの目。ブーマーが割って入らな...

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