チャプター 209: ペニー

扉が最初に叩きつけられた衝撃が、銃声みたいに体の芯まで突き抜けた。

笑いかけたところで、俺はびくりと肩を跳ねさせる。隣の年配の獣医が語っていた話の途中だった――欠陥のあるパラシュートと、ウイスキーの瓶がどうとかいう話。彼も同じように言葉を止め、グラスへ伸ばしかけた手が宙で固まる。

音楽が一瞬ひっかかり、途切れて、それからまた鳴り出す。まるでスピーカーですら、何かがおかしいとわかっているみたいに。

反射的に振り向き、目で探す――

そして、見えた。

革の壁。ブーツ。でかい体躯。気取った歩き方。

四人、いやもっとか。

連中は、ここが自分たちの場所だと言わんばかりに入ってくる。全員、同じワッ...

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