チャプター 218: アッシャー

彼女の脚が、俺の下でそっとゆっくり動く――無垢な動きじゃない、そういう動きだ。

彼女が踊るのを感じたことがある。

戦うのを見たこともある。

どんな癖も、どんな間合いも、俺は知っている。

この動きは? これは「お願い」と言っている。

そのせいで、俺はほとんど自分を保てなくなる。

俺の両手は彼女の太腿の裏を滑っていく。ゆっくり、丹念に。温まったオイルでまだぬるりと濡れている。筋肉の奥へ押し込むたび、彼女は息を吐く。まるで俺が背骨から世界の重さを盗んでいるみたいに。

それでいい。俺が欲しいのはそれだ。彼女から全部奪ってやりたい――痛みも、記憶も、恐れの一滴残らず――そして代わりに、俺で...

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