第221章:アッシャー

数えきれないほど、ナイフを持った男たちと向かい合ってきた。

胸元に突きつけられた銃口。ブーツの下に埋まる地雷。手のひらに残る血。

それでも、こんなふうに怯えたことはなかった。

比べものにならない。

だって、ペニーの指が震えている。彼女はまだ、こちらを見上げてさえいない。

膝の上の箱を見つめたまま、小さな銀の鍵を、繊細な二本の指でぎゅっと掴んでいる。瞬きをしたら消えてしまいそうに。あるいは、その手の中で爆発してしまいそうに。

彼女が鋭く息を吸い込むのが見えた。唇がわずかに開く。

そして、声が聞こえる。

「アッシャー……」柔らかく、細く、痛みを孕んだ声で彼女は言う。「これ……何なの...

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